デザインとは何か

デザインの力

先日、知り合いと飲んだ時にこの話題になった。我ながら非常にバカバカしい。

 

個人的に、デザインは手法であり、目的ではない。

 

数年になり、デザインができることがすごいことと思われる風潮を感じている。

『DESIGN=かっこいい』みたいな。

 

それは違う。

 

デザインは形式である。

 

色、言葉、コミュニケーション

 

生活を取り巻く全ての形式がデザインである。

 

すなわち、デザインは人間であれば全員していることなのだ。

 

そもそも、デザイン・デザインとかほざいているものこそ『デザイン』がなんなのか、わかっていない。と感じる。

 

 

『良いデザイン』『悪いデザイン』

 

『デザイン』には良いデザインと悪いデザインがある。

 

世間で『デザイン』と呼ばれているものはここで言う『良いデザイン』であろう。

 

だが、そこに『プロのデザイナー』と『一般人』の隔たりがあると思える。

 

一般人は『デザイン』を知らないのにもかかわらず『デザイン』を評価する。

 

故に現代のデザインはポストモダンの頃から進歩せず常に流行に左右される。

 

そして『デザイナー』はそれに従属したように売れるデザインを作る。それが仕事だからだ。

 

それでは文化レベルは向上しない。

 

デザインとは、何か。

 

その多義性のある概念を定義してからではなければ、私は議論には入れない。